「筋トレが最強のソリューション」ではないけど続けてる理由
今や世の中は筋トレブームだ。
男女問わず筋トレに励んでいる人は多い。
実際、周りを見渡してみても次々にジムができている。
身近な人でもジムに入会したという人は何人かいるし、私もその一人だ。
この筋トレブームに貢献した一人として、Testosterone氏の力は大きかったと思う。
彼はTwitterでもかなりフォロワーが多く、そのツイートに勇気づけられた人や筋トレに興味を持った人は多い。
そんな彼の代表作が「筋トレが最強のソリューションである」という書籍だ。
この本が決定打となり私はジムに行き始めることとなった。
トレーニングのやり方が書かれているものではなく、筋トレがいかに素晴らしいか暑苦しいほどの情熱で綴られている。
彼の他の著書も読んでみたが、同じように筋トレについて語っている。
そんな彼の影響で筋トレを始めた私が、実際に筋トレを始めてどうだったのか率直に書いてみたいと思う。
●「筋トレが最強のソリューション」ではなかった話
Testosteroneの主張としては徹頭徹尾「筋トレをしよう!」に尽きる。
こんなまとめ方をされるのは彼にとって不本意かもしれないが、読んでもらえればきっと他の人もこう思うだろう。
ただ残念なことに、筋トレは最強のソリューションではない。
というより、万能なソリューションなどこの世には存在しない。
筋トレによる心身に及ぼすメリットは確かにあるが、最強と言い切るにはさすがに無理がある。
私もこれまで3年続けてきたが、筋トレにより解決された悩みは今のところない。
「死にたくなったら筋トレ!」、「悩んだら筋トレ!」みたいなことを言っているが、ここは鵜呑みにしてはいけないと断言しておきたい。
メンタルがやばい時は筋トレではなく病院に行くのが先決である。
私事ではあるが、仕事で長時間労働やストレス、パワハラで心身ともにやられた時は筋トレどころではなかった。
ここまでくると筋トレではどうにもならないのが現実だ。
きちんとカウンセリングを受けて、休養をしっかりとり散歩などで軽く体を動かす必要がある。
間違っても「筋トレで解決だ!」と考えないでおきたい。
●それでも筋トレを続ける理由
それでは、筋トレが最強のソリューションではないと言っておきながら、なぜ今日まで続けているか書いてみたい。
おっと、その前に私はTestosteroneのアンチではない。
むしろ、私を筋トレの世界に導いてくれた恩人と言ってもいいくらいだ。
話を戻そう。
その答えとしては「自信を手に入れるため」である。
あなたの周りにもやたら自信満々で、自己肯定感が高い人はいないだろうか。
「俺は仕事ができる!」、「俺は優秀だ!」と豪語するような自己肯定感の塊、自己肯定感と人間のハーフみたいな人に何人か出会ってきた。
あの自信はどこから来ているのか未だベールに包まれているが、正直羨ましいと思うことがある。
自信があったり、自己肯定感が高いこと自体は素晴らしいことだ。
出来れば私もそうありたいと思うのだが、これがまた難しい。
一朝一夕に自信はつけられないし、自己肯定感も爆上げすることはできない。
ではどうしたものか?
ここで筋トレの出番だ。
これに関してはTestosteroneの主張に大いに賛同したい。
その人の自信というものは肉体からくる部分は大きいと思う。
鍛え上げられた肉体というものは健康面だけではなく、精神面にもプラスに働く。
これまでたくさんマッチョを見てきたが、いかにも気弱そうな人はいなかった。
私自身振り返っても、自信がなかったのは貧弱な肉体だったからだと今にして思う。
引き締まった体で、堂々としていればパワハラの餌食になることもなかったかもしれないし、もっと行動的になれたはずだ。
よって、自信を持って強く生きていくために私は筋トレを続ける。
●しかし、その道のりはかなり厳しい件
肉体が変われば、精神も変わると私は確信している。
しかしその道のりは平坦なものではない。
たしかに、筋トレをすると気分が上がるホルモンなどが分泌されて、精神に好影響があるとされるが、やはりそれは一時的なものだ。
ジム終わりに爽快感は味わえるが、毎回ではないしそんな感動するほどではないというのが私の経験則である。
本当に自信を手に入れたいなら、劇的に肉体が変わる必要があると思う。
それはもう周りが黙っちゃいないレベルだ。
私も筋トレを始める前と比べると、体重は10㎏増えた。
自分だけにしかわからないが、身体も変わってきた。
しかし、自信とか自己肯定感とかで言ったら、少しだけよくなったかなという程度である。
そのくらい、身体というのはちょっとやそっとのことでは変わらないものだ。
肉会改造をして自信を手に入れるのは、相当な努力が要求される。
だからこそ挑戦する価値があると思わないだろうか。
自分だけの変化を楽しみながらも、いつかはみんなを驚かせてやるからな!