一匹狼になりたくて

ここは孤高のアウトプット場

小さな一歩でいい。それは大きな力になる 「小さな習慣」

小さな習慣 スティーヴン・ガイズ【著】

 

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「1年の計は元旦にあり」という言葉がある。

私もそれに倣って目標を立ててきた。

元旦でなくてもたくさん目標を立てた。

 

その結果、三日坊主の山を築くことになった。

この経験は私だけではないはずだ。

 

「やっぱりまたダメだったか・・・」

そう毎回落胆する。

 

しかしである。

もういい加減何かものにしたい。

 

そんな悩みを持つ人に手を差し伸べてくれるのが本書である。

参考になったことをまとめておきたい。 

 

●目標はとにかく小さく

何か達成したい目標を決めたとする。

大概の人は高すぎる目標を決めてしまう。

 

何か新しく始めるときはモチベーションが高いから、目標も高くなってしまうのは致し方ない。

さらには短期間での成果を求めがちだ。

 

それ自体は悪いことではないが、高い目標に向かうということは、当然そこに到達するまで数多くの課題をクリアしなければならない。

 

果たして、今の生活の中でその時間と労力を捻出できるだろうか。

ここを冷静かつ現実的に直視できなければ必ず失敗してしまう。

 

しかし、この解決法はいたってシンプルだ。

それは、失敗しようがないくらい目標を小さくすることである。

 

著者は筋トレ始めるにあたって「腕立て伏せ1回」からスタートさせたという。

また文章を書くにしても1日50ワードにしたそうだ。

 

これを鼻で笑ってはいけない。

何かを始めるときはこれくらいで十分だと思う。

 

もちろんずっとこのままで良いというわけではない。

だが、最初だけフルパワーでやって続かないより、ほんのわずかなことでも毎日続けた方がはるかに賢明である。

 

まずは自分を過大評価せず、とことんハードルを下げてスタートするのが肝要だ。

 

●モチベーションに頼らない

モチベーションが高いことは良いことである。

だからそれを高めるために創意工夫するのは非常に価値のあることだと思う。

 

だが、それに頼りきりなのは少々考え物だ。

なぜならモチベーションというものは浮き沈みがあるからである。

 

あれだけ高まっていたのに急に「あれ?俺のモチベーションどこ行った?」ということは枚挙に暇がない。

 

つまり、モチベーションはあてにならないという側面もある。

だがこの小さな習慣はモチベーションとはほぼ無縁だ。

 

ここが小さな習慣の最大の強みだろう。

 モチベーションに左右されずに淡々と続けられるように設定しておこう。

 

●継続することに注力

小さな目標を決めて取り組み始めたらきっと物足りなく思うはずである。

ここで大切なのは一気にハードルを上げないこと。

 

最終的な目標を達成するためには、もちろんこのままでは不十分だ。

だからといって、急に回数を増やしたり頻度を上げると挫折に向かって一直線となる。

 

ここで超重要なのは新しく始めたことを習慣にすることである。 

 

そして習慣化できてから徐々にハードルを上げていくのがポイントとなる。

よって、長期的な目線を持たなければならない。(ここも超重要!)

完全に習慣化できるまではカメのような歩みで行くのが良い。

 

●やってみること

 さて最後に私のする小さな習慣について書いておきたい。

 

・1分間ストレッチ

私は子供の頃から体が非常にカタい。

これを何とかしようと毎日10分のストレッチを自分に課した。

しかし見事に続かなかった。

 

そこで5分にしてみた。

これまた見事に続かなかった。

 

かくなる上はと1分間にしてみた。

するとさすがの私でも難なく継続することができている。(主に出勤前に実施)

もちろんまだまだ柔軟な体には程遠いが、挫折する可能性は極めて低いと実感している。

 

・ブログを書くor準備

そしてもう一つはブログ。

毎日ブログに携わることをするようにしている。

 

 例えば、本を読む、書くネタを考える、見出しを一つだけでも書いておくなどなど。

本を読むにしても1ページでOKだし、書くネタを考えるにしても1~2分で良いと失敗しようがないレベルに設定している。

 

この小さな習慣が私を成長させてくれると期待しながらやっている。

1年後くらいにどうなっているかが楽しみにしておこう。

 

 

小さな習慣

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