あなたの強みは何ですか 「自宅にいながらお金持ちになる方法」
自宅にいながらお金持ちになる方法 マイケル・ルボーフ【著】
●構成
第1章 あなたも持っている、この世で最高の金儲けの道具
第2章 学校では教わらない在宅ビジネス成功の法則
第3章 自分に合う在宅ビジネスを選ぶコツ
第4章 稼ぐ力を伸ばす二つの能力を磨け!
第5章 顧客を引きつけるマーケティングの心得
第6章 競争するな、創造しろ!
第7章 時間をお金に変える方法
第8章 金持ちはどうやって金持ちになったか
第9章 パートナーがビジネス成功のカギを握る
第10章 自分の上司になる方法
具体的な方法というよりは心構えなどに重点が置かれた内容で、独立とか副業したい人向けだろうか。
しかし、考えさせられる部分があったし、在宅関係なく大事なことが書かれている。
●在宅ビジネスは心構えと目的が大事
「自宅にいながらお金持ちになる」
実に甘美な響きである。
私のような通勤大嫌い野郎にとってみれば極楽浄土のようだ。
だが、そんな生活は簡単には手に入らない。
甘い気持ちで本書を開けば心折れるだろう。
というのもなかなかに精神論ベースで語られる。
もともと継続力がある人ならいざ知らず、一流のナマケモノたちにとってはハードルが高いと言える。
まず序盤よりその心構えに力説している。
ここをザックリまとめると「夢と目標をもってたゆまぬ努力をしよう!!」となる。
そう。
一発目からからTHE・精神論の強打をお見舞いしてくるのだ。
ここでほぼ全ての一流のナマケモノはKOされる。
だが考えてみてもらいたい。
今までこれができていなかったから、現在くすぶっているのではないだろうか。
行きたくもない会社に行き、やりたくもない仕事をこなす。
長時間労働ニモマケズ、サビ残ニモマケズ、パワハラニモマケヌ丈夫な体を持ち、
欲は無く、決して怒らず、いつも静かに笑っている・・・
文豪・宮沢賢治の名文を彷彿とさせる頑張りを日々見せていないだろうか。
そんな日々に終止符を打つためにも、ここは著者の意見を聞き入れるのが筋というものだろう。
で、話を戻すと目的と心構えが重要ってことだ。
著者の主張する目的というのは「自由、挑戦、充実感」を得ることだという。
ブラック企業で疲弊する社員にとっては箴言に思えるかもしれない。
いや、もしかしたら、これを悪用されている可能性もある。
何はともあれ、この目的を絶対に忘れてはならぬ。
それと「自分にはできない・・・」とか弱気な姿勢を改め、夢と目標をもって努力を継続する情熱を絶やさないようにしよう。
●何から始めるか
とりあえず心構えと目的は分かった。
じゃあ何から始めるか?
私が重要だと思ったのは以下の3点
①自己分析
②市場調査
③人の役に立てるか
まさに就活って感じだ。
今さらこんなこと考えてもって、思いがちだが絶対に目を背けてはいけないと思う。
なぜかって言うと普段仕事してるとこんなこと考えなくなる。
私なんか特にそうで、いや、私じゃなくても多分そうで、日々の業務をこなすのが手一杯って人は多いはず。
そんな中、「自分の強みって何だろう?」、「この能力が誰かの役に立つだろうか?」みたいなこと考える?
まあ、考えませんわな。
だから、在宅ビジネス・・・というより、在宅に限らずもし副業をするなら何が良いかって調べたり勉強したりすることは、本業にも役に立つんじゃないかなって思ったわけ。
ただそれで稼ごうと思ったら、やっぱ市場調査って半端なく重要。
しっかり稼ぎたい人はそこだけは入念に。
●まずやってみる
さて最後に私の考えで締めよう。
それは「稼ぎは度外視して、まずやってみよう」ってことだ。
著者のマイケル・ルボーフに「お前何もわかってねえ」と怒られそうだが、私はここを強調したい。
稼げる稼げないは重大なことだが、まず自分は何が好きなのか、何が得意なのか、そしてそれは誰かの役に立つかってのを優先したい。
というより仕事とはそういうものであってほしい。
綺麗事と一蹴されるかもしれないが、自分の個性を活かし、人の問題解決をしたり、喜ばせたりした対価がお金であり、winーwinの関係を築くのがベストだと思う。
だがいつしかそれが、「目的もわからず時間内に作業をこなすだけ」とか「上司に怒られないため」みたいなものにすり替わってしまう。
もはや会社でも仕事はいかんともしがたいが、せめて副業ならチャンスは見いだせるのではないか。
そのためにまずは何かやってみる。
調べてみる。
勉強してみる。
そんなことに思いを馳せながらブログを綴っている。