一匹狼になりたくて

ここは孤高のアウトプット場

脱ネガティブの秘訣は・・・ 「感情的にならない本」

感情的にならない本 和田秀樹【著】

 

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●読むキッカケ

この本だが人からの勧めで読んでみた。

40万部を超えるベストセラーになった一冊とのこと。

 

で、勧めてくれたというのが心療内科の先生である。

「おいおい、大丈夫か?」

「病んじまったのか?」

 

 そんな心配をしてくれる人がいるかもしれないし、いないかもしれないし、いてくれれば嬉しい。

 

結論から言えば、完全に病んではいないが完全に体調は崩した。

  • 朝めまい、立ちくらみがする
  • ご飯が食べれない
  • 寝れん
  • 1週間で体重が5㎏
  • なんかもう常に憂鬱でだるい

まあ、ざっとこんな感じ・・・

 

原因はすべて仕事にあって、まともに働ける状態ではなくなってしまった。

 

現在は長期の休みを頂いており、心身ともに快方に向かっている。

何なら今が人生で一番楽しい。

 

まあそんなこんなで、先生からこの本を勧めてもらったわけだ。

 

●超ネガティブ人間

 私は生来の超ネガティブ人間である。

 

 「もしああなったらどうしよう」

 「不測の事態が起きるんじゃないか」

 

そんなことばかり考えてメッチャ疲れる。

 

そこで今回の仕事の件やネガティブ思考について先生に相談してみた。

これに関して出てきたワードが「認知の歪み」というものだった。

 

認知の歪み(にんちのゆがみ、Cognitive distortion)とは、誇張的で非合理的な思考パターン(irrational thought pattern)である。これらは精神病理状態(とりわけ抑うつ不安)を永続化させうるとされている。

この概念は精神科医アーロン・ベックが基礎を築き、彼の弟子のデビッド・D・バーンズがその研究を引き継いだ。最も有名なのはバーンズが1989年に著した『フィーリングGoodハンドブック』であり、これらの認知パターンを学び、かつ除去する方法を記している

こういった思考パターンは、その個人に現実を不正確に認識させ、ネガティブな思考や感情を再強化させうるとされている。バーンズは、気分や感情は事実ではなく、逆に「歪んだ考え方がマイナスの気分を生み出す」と述べている

 

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

 

意味的にはこんな感じ。

まあ要するになんかあったら悪い部分ばかりに目がいき、行動できなかったり気分がふさぎ込んでしてしまったりするわけだ。

 

だからネガティブな人はこの歪みを改善していく必要がある。

 

認知行動療法と本書について

これの改善方法としては認知行動療法というものがあるそうだ。

詳細な説明はされなかったが、その一環で本書を読むことを推奨された。

 

内容的にはこの認知行動療法をもとに、一般人向けに超平易な言葉でかみ砕いた内容となっている。

専門的な用語もほぼでてこないので、大変読みやすい。

 

認知行動療法について詳しく知りたい人は、専門家に聞くか専門書を読んでみることをおすすめする。

 

●結局どうすれば変われる?

最後に結局どうすれば変われるのかって話だ。

良い感じに本書を要約して考え方を変えたいところだが、なかなかそうはいかない。

 

やはり本を読んだだけでは、人間はそうそう変わらないってのが現実である。

 

だからと言って悲観することはない。

変わる方法は確実に存在する。

 

それは「行動する」ことである。

どんな些細なことでもいいから、何かやってみるのが大切だ。

 

本書では考え方や受け止め方を変えることがメインで述べられているが、正直私が感じたのは行動を変えることが何より重要だということだった。

 

仕事で悩んでいるなら転職について調べてみるも良し。

モヤモヤしているなら日記やブログを書いて言語化してみるも良し。

体型や健康に不安があるなら軽く散歩したり筋トレしたりするも良し。

 

きっと何かできることはあるはずだ。

そうすれば徐々にでも、ネガティブ人間から脱却していけると思う。

 

私自身、辛い経験をしたがこの休職期間で自分を変えていけるようにしたい。

何なら、あの時の経験があるから成長することができたと言えるのを目指す所存だ。

 

本書の内容は全く書かない記事になったが、読んで損はない一冊。