一匹狼になりたくて

ここは孤高のアウトプット場

集中力を高めるテクニック集 「集中力を確実にアップする技術」

 集中力を確実にアップする技術 ライフ・エキスパート【編】

 

 f:id:aloof999:20210306200639j:plain


今回ご紹介したいのが「集中力を確実にアップする技術」

何の捻りもないド直球なタイトルが魅力的である。

 

仕事にしろ、勉強にしろ、スポーツにしろ集中力は大切だ。

これの有無によって成果に大きく関わってくると思う。

 

また、社会現象にもなっている某アニメにでも集中力の重要性がよく分かる。

そう。集中力はめちゃくちゃ重要なのだ。

 

その集中力を高める術をまとめてくれたのが本書である。

私が実践している箇所を書いておこう。

 

●目標を設定する

まず、本書に書いてあったことで実践したのはこれである。

目標を設定するなどというのは、もはや耳に胼胝ができるほど聞いた。

 

しかしだ。

年始に目標を立てる人は多いが、それを1年間やり抜く人は極めて少ない。

もちろん私も例外ではない。

 

そこで、立てた目標を実行するテクニックをまとめておこう。

 

ポイント1:少し高めに設定する

集中力を高めるためにも目標を立てることは極めて重要である。

ここで、ポイントなのがその水準。

 

成功感と挫折感の研究をした心理学者によると、人のやる気は「要求水準」を満たしたかどうかに左右されるという。

(要求水準・・・自分が強く求めた目標のこと)

 

高すぎると挫折してしまうし、低すぎてはモチベーションの低下につながる。

頑張れば達成できるという水準に設定することがポイントとなる。

 

ポイント2:「長・中・短」に区切る

目標を立ててもそれをいつまでに達成するのかも決めておかなければならない。

1年後なのか、3年後なのか、それとも5年後か。

 

最終的なゴールを設定し、それを3分割しておく。

そうすることによって、具体的に何をすればいいかが明確になり、ゴールまでの小さな成功体験より、達成感を味わうことができる。

 

ポイント3:具体的に書き出す

そして最も重要なのがこれである。

私は即これを実践した。

 

目標を立てて、やるべきことを決めたとしても、頭の中でうすぼんやりと考えているだけでは効果は薄い。

 

そこで、思ったことをすべて紙に書き出してみる。

まずは体裁など気にせずガンガン書いていく。

そこから、具体的にまとめていくようにした。

 

それを机の上において毎日見ることで、進捗状況を確認できる。

具体的に書いているから、モチベーションも維持しやすいし、ブレにくい。

 

●制限時間を決めて取り組む

これはぜひ取り入れてみてほしいテクニックだ。

私はかつて残業を100時間していた時期がある。

 

これの原因は超絶多忙だったからというよりも、上司がいるから帰れないといったものだった。

今思い出してみても、ダラダラと仕事している時間の方が長かったように思える。

 

入社したばかりで分からないことだらけだったが、ある時から「この働き方だと、この先まずいな・・・」と危機感を覚えた。

 

そこで一念発起し、集中力を高め短時間で終わらす方法を考えた。

それが「制限時間を決める」であった。

 

「何時までにこれを終わらそう」、「この作業は○分以内に」といった具合に決めて取り組んだ。

その結果、集中力が高まり仕事のスピードは上がったし、やり方などの見直しにもつながった。

 

勝手のような残業はしていないが、今でもストップウォッチで時間を計測しながら、日々タイムアタックに挑戦している。

 

●しっかり体を動かそう

血行が悪くなってくると、体が鈍って集中力の低下につながる。

体と脳は密接にかかわっている。

 

だから、集中力を高めるために運動する習慣を持っておきたい。

特に脚の筋肉を刺激するのがいいようだ。

 

私自身もジムに通っているからその効果を実感している。

脚の筋トレをした後は、妙に頭がスッキリする。

 

朝に軽くスクワットをするだけでも効果があるので、出勤前のルーティンに取り入れてみてはいかがだろうか。

 

●最後に

本書はベストセラーになったわけでもないし、そこまでレビューの評価が高いわけでもない。

 

しかし、集中力を高めるテクニックが満載で、取り組みやすいものが多い。

これらをしっかり習慣化できれば集中力を爆上げできることは間違いないはずだ。

 

価格もそんなに高くないので一度手に取ってみてほしい。

 

 

集中力を確実にアップする技術 (KAWADE夢文庫)

集中力を確実にアップする技術 (KAWADE夢文庫)

  • 発売日: 2004/08/10
  • メディア: 単行本