「アウトプット大全」読んで、やはりブログは最高のアウトプットツールだと確信した。
アウトプット大全 樺沢紫苑【著】
この本を読んだらアウトプットしたくてしょうがなくなってしまう。
早速書いていこう!
●著者について
まず最初に気になったのがこの著者である。
普段は精神科医をされているようだ。
しかしこの方、ただの医者ではない。
とんでもないアウトプットを日々繰り出しているのだ。
例えばこんな感じである。
などなど。
さらにすごいのはここから。
- 18時以降は働かない
- 月10本以上の映画鑑賞
- 月20冊以上の読書
- 週4~5回のジム通い
- 月10回以上の飲み会
- 年30日以上の海外旅行
アウトプットし過ぎてもうよくわからない状態だ。
これが本当ならもはや医者ではなく、ただのアウトプットモンスターである。
そんなアウトプットモンスターがそのアウトプットの極意を伝授してくれる。
●なぜアウトプットが必要か?
まず、なぜアウトプットが重要なのか明確にしておこう。
その理由はシンプルで、アウトプットしなければ人生は変わらないからである。
いくら本を読もうが、セミナーに参加しようが、「良い内容だったな~」と感心してそれから行動に移さなければ全く意味がない。
ざるで水を汲む状態なのだ。
そして残念なことに著者曰く大半の人たちはインプット過多だという。
だから、10冊本を読んで何もアウトプットしないよりも3冊読んで3冊から学んだことをしっかりアウトプットする方がはるかに有益なのだ。
もし、叶えたい夢や達成したい目標があるのならそれはアウトプットすることでしか実現できない。
学んだことは必ずアウトプットする。
これが絶対条件となる。
●アウトプットの基本法則
さて、アウトプットの重要性が分かったところで、どのようにアウトプットすればいいのかという基本法則を押さえておこう。
- アウトプットの黄金比率
著者の提唱するアウトプットの黄金比率は「インプット3:アウトプット7」である。
つまり何か学んだらその倍以上はアウトプットしなければならないことになる。
これには個人差があるかもしれないが、少なくともアウトプットの方を多めにすることがポイントなのだ。
- アウトプットの頻度
次にどの程度の頻度でアウトプットすればいいのかという点であるが、「2週間に3回」が目安となるそうだ。
これは脳の機能にも関係がある。
脳に入ってきた情報というのは「海馬」に仮記憶され、その期間は2~4週間だという。
この期間に何度か使われた情報は、脳が重要だと判断し、「側頭葉」の長期記憶に移動する仕組みなのだ。
だから、これを一つの目安としてしっかりアウトプットしよう。
- フィードバックの重要性
比率もわかった。
頻度もわかった。
だからどんどんアウトプットしよう!
もちろんこれでもいいのだが、著者がさらに強調していることがある。
それが「フィードバック」である。
つまりアウトプットしたらそのままにしておくのではなく、結果をしっかり見直すのだ。
たとえば、本に書いてあることを実践したら予測しない事態が起きたとか、人に話したら思いもよらぬ質問が返ってきたなんてことがある。
それに対し原因を究明し、対策を講じなければならない。
そこから次のアウトプットの繋げる。
これは、ビジネスなどで用いられる「PDCAサイクル」に通じるものがある。
一見超めんどくさいと感じるが、成長していくためにはこういった地道な作業が不可欠なのだ。
なのでこの基本法則は必ず頭に叩き込んでおこう。
●アウトプットのツールは「ブログ」が有能
本書ではアウトプットのテクニックなどが80個も紹介されている。
「いや、多いな!」
「そんなの全部できんわ!」
きっとこう思うはずだ。
もちろん私も思った。
事実80個は多いし、若干かぶっている部分もあり、全部実行する必要はない。
そこで私がやってみたほうが良い、やって良かったという最高のアウトプット法を挙げておこう。
それがブログである。
正直ブログというのは、とんでもなく有能なアウトプットツールだと思う。
日記みたいに綴ることもできるし、こうして読んだ本の感想を書くこともできる。
それにネットさえつながっていれば、無料で開設が可能だ。
YouTubeなどは敷居が高い……と感じる人はぜひブログをやってみることをお勧めしたい。
●サラリーマンこそブログを書いてみよう
もう少しだけブログについて書いてみたい。
私がブログを始めるきっかけは「仕事がつまらなかった」からである。
残業を100時間もしていたこともあったし、理不尽な目に遭わされたことも幾度となくあった。
そんな時期、仕事終わりや休日は家に籠って本ばかり読んでいた。
しかし現実の変化は何もない。
それでも読書を続けていると「自分も何か書いてみたい・・・」という好奇心が湧いてきたのだ。
そこからブログに興味を持って、始めてみたという経緯である。
で、実際にやってみて感じたのは「サラリーマンこそブログを書いてみたほうが良い」ということだ。
正直、今日までサラリーマンをしてきて痛感するのは我々が頑張る理由は、上の人に怒られたくないに尽きる。
偉い人たちが現場を視察に来た時、上司が「今日は何も言われなくてよかった~」と安堵している姿を何度も見てきたし、指摘があれば「次回こられる時までに改善しなければまたなんか言われる」と怯えるところも見てきた。
どんなに壮大で美しい企業理念を掲げようが、現実は厳しい。
だが、それを受け入れるのもサラリーマンの宿命だと承知している。
それに対し、ブログはどうか。
全て自分の意志でインプットとアウトプットができる。
誰からも指図されることはないのだ。
この純度100%の「自分でやってる感」が味わえるのがブログの醍醐味である。
それともう一つ面白いのが「どこに繋がっているかわからない」というワクワク感。
副収入を稼いでいる人もいるし、ブログがきっかけで新しい仕事に巡り合えたという人もいる。
私自身、まだまだ書いた記事数も少ないし、アクセス数もほとんどない。
しかし、これを続けていくことでどこか知らない世界に行けるんじゃないかと期待を膨らませながら書いている。
この感覚が非常に気持ちいい。
仕事がつまらなくて嫌な人はぜひブログを書いて、これを味わってみてもらいたい。
最後は長々と本書の内容とは関係ないことを書いてしまったが、これからもワクワクしながら書いていくつもりだ。