お前なぁ、このままだと2000%成功でけへんで。 「夢をかなえるゾウ」
夢をかなえるゾウ 水野敬也【著】
今回ご紹介したいのが「夢をかなえるゾウ」。
たしか読んだのは社会人1年目だったと記憶している。
新入社員と言えば、様々な不安に苛まれる。
仕事は覚えられるだろうか・・・
上司とうまく付き合えるだろうか・・・
お客様や取引先とのコミュニケーションはどうだろうか・・・
そんなときにこの本を読んで「ま、なんとかなるか!」と思えたのを昨日のことのように思い出す。
あれから数年たったが、今読み返しても面白い。
否、今だからこそ以前よりも内容を味わうことができたと感じる。
さて、この本は小説仕立ての自己啓発本だ。
平凡で冴えないサラリマーマンの主人公のもとに、ガネーシャという神様が現れる。
なぜか関西弁でテキトーな奴なのだが、随所になかなかいい助言をくれる。
それを実践していくというストーリーだ。
私が気に入った箇所を書いておく。
●まっすぐ帰宅する
会社に行けば、次から次へと仕事が降りかかってくる。
それをさばいていくとあっという間に1日が終わってしまう。
そして疲れがどっと襲ってきて、ストレスもたまる。。
「気分転換に、飲みに行くか・・・」
「カラオケではっちゃけたい・・・」
で、気付けば家ではなくそっちに足が向かっている。
もちろんこれが悪いことだとは思わない。
たまには仕事終わりにブラブラするもの悪くない。
しかし、好きなことややりたいことがある場合は考えものだ。
お気づきの通り、これでは自分の時間などほぼない。
そう。主体性がなければ自分の時間はかなり奪われている。
これを抜け出す方法はシンプルだ。
定時退社からの、脇目もふらず帰宅である。
そうしない限り、会社や他人のために時間を捧げ、本当に自分がやりたいことはいつまでたっても出来ない。
●決めたことを続けるための環境をつくる
何か目標を決めたとしても、それに向かって努力を継続するのはとても難しい。
私もこれまで何度も挫折を繰り返してきた。
これは意志が弱かったり、根性がないからだろうか。
それもあるかもしれないが、それ以前に環境に問題があるかもしれない。
続けるためには、それをしなければならない環境に身を置く必要がある。
どうすれば続けられるかに知恵を絞って、環境づくりをしていきたい。
●明日の準備をする
行き当たりばったりではなかなか物事はうまくいかない。
仕事にしろ勉強にしろ、成果を上げようと思えばそれ相応の準備が必要である。
明日の作業がスムーズに進むように少しでも準備をしておこう。
私は靴を磨いたり、洗い物を済ませ翌日の食事の準備をして寝る。
これだけで、次の日が楽になる。
●求人情報誌を見る
転職を考えたことはあるだろうか。
もしかしたら、今の仕事が天職で、一生続けたいと思っている人もいるかもしれない。
だが、そんな人は滅多といない。
「辞めたいな・・・」
「向いていないな・・・」
と思いつつも続けているはずである。
そんなときは、求人情報誌を見てみよう。
そもそも、仕事というのは世の中数多く存在しており、会社も星の数ほどある。
学生時代にアルバイトを経験したとしても、その数は少ない。
そんな状態で就活をして、一発目の就職で向いている仕事に就くのは至難の業である。
だからこそ、就職した後も求人誌なので情報収集しておくことが大切だ。
就職したから終わりではなく、そのあとも就活は続けるものだと心得ておきたい。