社会人なら一度は資格試験を受けてみよう
社会人になって、やってよかったことがある。
それは、資格試験を受けたことだ。
資格に関しては「食っていける・いけない」などの議論があるが、問題はそこではない。
それに私が受験したものは国家資格や難関資格といったものでもない。
それでも、私が受けてよかったと思う理由を2つ書いておこう。
●時間の大切さがわかる
資格を取ろうと思えば当然勉強しなければならない。
そこで直面するのが「時間がない」という現実である。
私も資格の勉強をしていた頃は残業が多かった。
そんな状況下で時間を生み出すために工夫を凝らした。
出勤前、休憩時間、帰宅後となんとか時間を捻出していくなかで、わたしはじかんの貴重さに気付かされた。
それに普段の仕事で無駄なことや改善点なども浮き彫りになってくる。
時間の大切さを知ることで、仕事の効率も上げることができたのである。
●計画的に物事を進める
これを書く上で正直に告白しておこう。
私はそれまでただの一度も計画に勉強したことがなかった。
テスト勉強も受験勉強も大学の課題もすべて行き当たりばったりで、何となくやってきた。
もちろん夏休みの宿題も8/31に火事場の馬鹿力を発揮した。
だが、資格の勉強では通用しない。
ここで私は生まれて初めて、学習の計画を立てた。
実行するにあたって、何度か修正はした。
しかし、概ね計画通りに進めることができたのだ。
限られら時間と緊張感の中で物事を進めるには、きちんと計画を練ることが大切であると遅ればせながら学ばされたのだ。
●最後に
さて、この受験の合否であるが、なんとか合格することができた。
合格率は低くないので、普通に勉強していれば合格できると思うが、私にとっては貴重な成功体験だったと言える。
別にその資格を取っても給料が上がったわけでもなければ、昇進したわけでもないし人から評価されたわけでもない。(そもそも受験したことはだれにも言っていない)
だが、それ以上のものを得たと思う。
社会人は学生と比べて時間がない。
そのなかでいかに時間をつくり、計画的に勉強を進めるか。
それを経験するためにも一度興味のある資格を受験してみてはいかがだろうか。