最高のコンディションを手に入れよう 「はたらく人のコンディショニング事典」
はたらく人のコンディション事典 岩崎一郎/松村和夏/渡部卓【監修】
「ベストコンディションで臨む」
そう聞くとアスリートを思い浮かべるかもしれない。
トレーニングや食事、睡眠にこだわり、最高の状態で試合に臨む。
スポーツ選手などはこういったイメージが強い。
しかし、これはアスリートに限ったことではなく、ビジネスマンもそうしていく必要があるのではないだろうか。
目の前の仕事にベストを尽くし、成果を出すといった意味ではアスリートもビジネスマンも変わらないと私は考える。
そのためには、健康な体と強靭なメンタルが必要不可欠だ。
それを手に入れるための術を本書から学んでいこう。
●構成
第1章 カラダを鍛える 37のヒント
第2章 アタマを鍛える 21のヒント
第3章 ココロを鍛える 16のヒント
「カラダ・アタマ・ココロ」を様々な研究から得た結果で、ベストコンディションに導く方法を紹介している。
●起床時刻は平日も休日も同じを目標にしよう
休みの前の日に夜更かしして、次の日に昼頃まで寝ていた・・・
なんてことはだれしも経験したことがあるに違いない。
仕事のストレスから、「明日は休みだから!」と羽目を外してしまうのも無理はない。
だが、これが月曜日に会社に行きたくない原因になっているとしたらどうだろうか。
休み明けの倦怠感や憂鬱な気分は「入眠時刻」と「起床時刻」が大きく関わっている。
大幅に寝る時間が遅くなったり、起きる時間が遅くなったりすると人間の体は調子が狂ってしまうという。
残念ながら「寝だめ」というのはできないようである。
これを回避する術が、平日も休日も同じ時間に入眠して起床するというもの。
「そんなの無理!」と思われるかもしれない。
だが一度冷静に考えよう。
休日に昼まで寝て、そのあとダラダラ過ごして、嫌々仕事に行くという負のループにはまってしまうよりは、潔く早く寝て朝から休日を満喫した方がよっぽど賢明ではないだろうか。
休日を楽しむコツは早寝早起きだと言える。
●しっかり体を鍛えよう。ただしやりすぎは禁物。
社会人になって筋トレを始める人は多い。
私もその一人だ。
運動がもたらす恩恵は、最先端の研究でも証明されている。
体の機能だけでなく、メンタルにも好影響がある。
だから、「ストレス社会」と呼ばれる現代に運動は必須だ。
また、体つきが良くなり精悍さが増してくると周囲に与える印象も違う。
そういった面でも筋トレは有能だ。
ただし、やりすぎは禁物。
休みなく筋肉を傷めつけていては、「超回復」という回復能力の効果が薄れてしまう。
理想は週2~3回のペースだという。
私は週6回ジムに行っているから回数を減らさねば・・・
●記憶力を鍛えるには?
私がこれからどんどん実践していきたいのがアウトプット。
これが記憶力を高めるためにも有効だという。
ある大学の研究だと「入力を繰り返すよりも、出力を繰り返す方が脳回路への定着が良い」という結果が出たらしい。
だから、ブログでもTwitterでもFacebookでもInstagramでも何でもいいから、どんどん考えをまとめてアウトプットしていくのが良いようだ。
私も読んだ本はこうしてブログを書いたり、実際に行動してみたりとアウトプットしていきたい。