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人生を好転させるには早寝早起きを❗ 「人生の主導権を取り戻す早起きの技術」

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人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術 古川武士【著】

いきなりだが早起きは得意だろうか?
きっと苦手な人が多いはずである。

かつて私もその一人だった。
しかし現在では早寝早起きの虜になってしまった。
なぜならそのメリットが素晴らしいからである。

そして今回はその早起きを習慣化するために非常に役に立つ1冊を紹介したい。


● 早起きのの重要性

なぜ早起きが重要なのだろうか?
それはタイトルにもある「人生の主導権を取り戻す」ためである。

早起きと人生の主導権はどう結びつくのか疑問に思われるかもしれない。
それを知るためにまず起床時間について考える必要がある。

多くの人は目覚まし時計をセットして就寝すると思う。
では「なぜその時間にセットしたのですか?」と聞かれたとする。
その問いへの回答は「その時間に起きなければ仕事に間に合わない」がほとんどではないだろうか。

しかし、一度冷静になって考えてみてほしい。
ギリギリまで寝ていたいと思う気持ちもわかるが、その目覚めはきっと最悪のはずだ。
なぜなら会社に起こされているからに他ならない。
つまりそこに主体性はないのである。

私も昔はそうだった。
ギリギリまで寝て、寝ぼけた状態で朝食をとり、時計を気にしながら身支度を済ませ急いで出勤。
こうなってくると貴重な朝の時間にストレスがたまりまくりである。

そこでこの悪しき習慣を断ち切るのに「早起き」が必要となってくるのだ。

●「寝るのがもったいない」の幻想を捨てる

早起きが大事なのは分かる。
でもそれが継続できない・・・

その原因が「寝るのがもったいない」というものだ。
早起きをするために単純に睡眠時間を削ってはいけない。
早起きの決定打は早寝だからである。

これを寝るのがもったいないからと夜更かししてしまっては早起きの習慣化は絶望的だ。
私も早起きの習慣化にこれまで何度も挑戦したが挫折の元凶はこれ以外に考えられない。

では寝るのがもったいないからと言って何をしていたかと言えば、何ら生産的なことはしていない。
ただただスマホをいじり、ボーっとTwitterを眺めたりネットサーフィンをしたりなど振り返っても時間を無駄にしていたと言わざるを得ない。
目標があって努力しているとか、資格の勉強や大好きなことに没頭して時間を忘れてしまったなどならいいが、そうでないならさっさと寝るべきだと考えている。

●高密度仕事術で早く帰ろう


さらに早寝早起きを実践するための大きな妨げとなる要因としては「残業」である。
これにより多くのサラリーマンは睡眠時間を削られているはずだ。

その打開策として著者は高密度仕事術を提唱している。
高密度仕事術とは単位時間あたりの生産性を、極限まで高める仕事のやり方である。

これについて重要なポイントをまとめておこう。


+ 帰る時間を徹底して死守する
残業するのが当たり前と思っている人はまずこれを意識してみてもらいたい。
そうすることにより、無駄や改善点が必ず見えてくる。
また緊張感をもって仕事に臨むことができる。


+ 超集中できるエネルギーを充電する
仕事をスピーディーにこなそうと思ったら高い集中力は不可欠である。
そのためにも長時間かけて仕事をするよりも短時間で集中してすることに達成感を見出すように意識改革を行わなければならない。


+ 完璧主義をやめ最善主義で考える
完璧に仕事をこなそうとする姿勢は素晴らしいが、過剰に神経質になってはいけない。
本人は一生懸命やっていても無駄なことをやっている場合が多い。
力の入れどころと抜きどころを見極めることが重要となる。


これらを意識すれば少なくとも今よりは仕事が捗ると思って私も実践している。

●やりたいことを実現するために

本書には様々な早起きのメリットや実践するためのノウハウが網羅されている。
そしてその目的はタイトルの「人生の主導権を取り戻す」に集約されると思う。

何かやりたいことや挑戦してみたいことがあっても、残業したりダラダラ夜更かししていてはいつまで経っても実現できない。
それはまさに会社に人生の主導権を握られている状態だ。

自分らしく主体的に生きていくためには早寝早起きがその第一歩と言える。
冒頭でメリットが素晴らしいと書いたが、ぜひ本書を読んで実践しそれを感じてみてほしい。