失敗しない朝活について考えてみた。
「朝活」が以前ブームとなったが、果たして今はどうなのだろうか。
周りを見ても、ギリギリまで寝てから支度し出勤するという人がほとんどで、何か朝活をしている人に出会ったことがない。
ギリギリまで寝るということは会社の出社時刻に合わせていることであり、それは会社に生殺与奪権を握られている。
そんなのはまっぴらごめんだ。
無駄にハングリー精神のある私はそう考えた。
人生を主体的に生きるには朝の時間を有効活用するのがベストだと思う。
そこで、朝活を継続させていくためには何が重要かを考えてみたい。
●朝の頭はクリアか?
こんなことを一度は聞いたことはないだろうか。
「朝は頭がクリアだから、勉強などをしてみよう。」
本当にそうだろうか・・・
大概の人は朝眠い。
それに加えて忙しい。
そんな状況で勉強などできるはずがないと思うに違いない。
私はこれが朝活が続かない原因だと考える。
時間がないから睡眠時間を削って早く起きて何かしようと思う。
↓
しかし、いつもより短い睡眠だから眠い。
↓
何日かは頑張ってみる
↓
睡眠不足が続きだるくなる
↓
挫折
おそらくこういった流れだと推測できるし、私もこのパターンで何度も挫折した。
この睡眠時間を削るという発想が朝活の大敵だ。
まずはいかに自分に必要な睡眠時間を確保するかが朝活の第一歩である。
●短時間睡眠はおすすめしない
私が資格試験に向けて勉強していた時のことである。
どうしても時間が欲しかった私は、短時間睡眠に手を出してしまった。
短時間睡眠に関する本を読んで、それに沿ってやってみたのだ。
結論から言おう。
大失敗だった。
その当時の私は朝4時に起きて1時間程度勉強し、仕事が終わってから帰宅して24時まで 勉強する日々を送っていた。
すると次第に体が悲鳴を上げ始める。
日中は眠いし、気分もネガティブになっていき、そして心臓にかすかな痛みを感じた。
調べてみたところ、睡眠不足により心臓病などのリスクが高るとのことで、即座に短時間睡眠は中止した。
世の中には「ショートスリーパー」と呼ばれる特異体質の人も存在するようだが、その割合は極めて低いという。
睡眠に関する本を何冊か読んでみても、普通の人は6時間が限度のようだ。
これを下回る睡眠時間が何日も続くと体に支障をきたす。
時間が欲しいからと安易に睡眠時間を削るのは得策とは言えない。
勉強するにもまずは睡眠時間ありきである。
●早寝早起きをしよう
では朝を有効活用するためにやるべきことは何だろうか。
私の答えはシンプルで、早寝早起きである。
様々な睡眠のテクニックがあるが、結局これが最有力だと考える。
そして、これこそが人間本来の生活リズムだと本能で感じるのだ。
例えば、夜2時間勉強するのなら、それを1時間にしていつもより早く寝て、1時間早く起きて勉強してみる。
私も囲碁の大会に向けて勉強している時や資格試験の勉強をしている時は、このように時間をコントロールしながら取り組んでみた。
1日7~8時間は睡眠を確保し、入眠時刻と起床時刻を早めるだけで1日を快適に過ごせるようになってきた。
この睡眠時間を変えずに、入眠時刻と起床時刻だけ早めるというのが朝活成功の肝となってくる。
そして現在はコロナの影響で、夜に飲み歩いたり遊び歩いたりというのができない。
しかしこれは、早寝早起きを習慣化するためにはチャンスではないだろうか。
●目標を明確にしておこう
いざ早く起きたとしても、やることがないでは二度寝してしまうのがオチだ。
そこで私が実践しているのが、次の日にすることを紙に書くということである。
そうすることで、その日その日の目標が明確になるし、時間を無駄にしないようにする意識が芽生える。
ちなみに、明日やるべきことを書きだすことで脳がリラックスするという効果があるらしい。
それにより寝つきが良くなったり、睡眠の質の向上が期待できる。
●まとめ
・睡眠時間は削らないようにする(入眠時刻と起床時刻だけ変える)
・規則正しい生活をする
・目標ややるべきことを紙に書いておく
参考ししていただければ幸いである。